【ファレル・ウィリアムスの限定NFTバッグ】Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)がNFTホルダー向けにボストンバッグを発売

2023年6月に、ブランド初の、「VIA トレジャー・トランク」と呼ばれるNFTを発売した〈Louis Vuitton〉。

「VIA トレジャー・トランク」は、〈Louis Vuitton〉の象徴的なアイテムであるトランクケースがモチーフとなったNFTです。

そんな「VIA トレジャー・トランク」ですが、その保有者向けに次なる特典が発表されました。

NFTホルダー限定に発売されたのは、ファレル・ウィリアムスがデザインを手掛けたボストンバッグ『VIA スピーディ 40』です。
デジタルのバッグを購入後、2024年1月にフィジカルのバッグが受け取れる仕組みとなります。

〈Louis Vuitton〉や〈RIMOWA〉、〈Tiffany & Co.〉、〈KENZO〉など多くのブランドを傘下にもつLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)。

そんなLVMHの多くのブランドがNFTを活用し始めており、その中でもひと際大きな話題をよんでいる「VIA トレジャー・トランク」のさっそくの特典ということで、いやが上にも期待が高まりますね。

そこで、今回は「VIA トレジャー・トランク」の発売からその後の話として、『VIA スピーディ 40』の解説をしていきます。

NFT初心者の人にもわかるような簡単な言葉で説明していくので、安心してついてきてくださいね。

VIA トレジャー・トランクとは

引用:Louis Vuitton

まずは、簡単に「VIA トレジャー・トランク」のおさらいをしておきますね。

「VIA トレジャー・トランク」は、〈Louis Vuitton〉の象徴的なアイテムであるトランクケースがモチーフとなったNFTです。

「VIA トレジャー・トランク」は、数百個限定で586万3,000円(税込)で販売され、その超高額な販売金額からも大きな話題となりました。

この「VIA トレジャー・トランク」は、このプロジェクトへのパスとして機能するNFTのため、購入後にウォレットから移動が不可能なSBT(ソウルバウンドトークン)となっています。要は、転売などの2次販売が不可ということですね。

SBT(ソウルバウンドトークン)とは、他のウォレットに移転や譲渡をすることのできないNFTや暗号資産(仮想通貨)のこと。
証明書や所属組織、資格などと紐づけて発行することにより、そのウォレットを保有する個人のアイデンティティを示すことができます。

「VIA トレジャー・トランク」のユーティリティ(付加価値・メリット)は、順次発売される限定商品や体験へのアクセスとなっており、そのユーティリティの第1弾が今回の『VIA スピーディ 40』です。

今後のユーティリティに関しては、〈Louis Vuitton〉が発表している「VIA トレジャー・トランク」のロードマップに順次掲載されていきますので、動きがあり次第、あらたな記事でご紹介していきます。

「VIA トレジャー・トランク」については、下記の記事でくわしく解説しています。ぜひ読んでみてくださいね。

ファレル・ウィリアムスがデザインした『VIA スピーディ 40』

今回「VIA トレジャー・トランク」ホルダー向けに発売された『VIA スピーディ 40』は、デジタルコレクティブ(NFT)として販売されています。

『VIA スピーディ 40』は、2023年6月に発売された「VIA トレジャー・トランク」ホルダーだけが購入できるデジタルコレクティブ(NFT)。
ホルダーが購入できる個数は、1個限定です。

販売価格は、9,000ユーロ(約141万円)で、世界200個限定。

購入希望者は、まずデジタルコレクティブの『VIA スピーディ 40』を購入し、その後2024年1月にフィジカル(実物)の『VIA スピーディ 40』を受け取る流れです。

ファレル・ウィリアムスがデザインした『VIA スピーディ 40』の特徴

『VIA スピーディ 40』には、大きく2つの特徴があります。

  • 『VIA スピーディ 40』のデジタルコレクション(NFT)は譲渡(2次販売)可能
  • 限定カラーであるオレンジ(タンジェリン)色のスピーディ 40

『VIA スピーディ 40』のデジタルコレクション(NFT)は譲渡(2次販売)可能

『VIA スピーディ 40』は、2次流通が可能なデジタルコレクティブです。

6月に発売された「VIA トレジャー・トランク」は、SBT(譲渡不可)のデジタルコレクティブですが、『VIA スピーディ 40』は2次流通ができます。

引用:OpenSea

そのため、すでにNFTマーケットプレイスのOpenSeaでは、20ETH(約532万円 ※2023年8月9日現在の相場による)という金額で売りに出されています。

フィジカル(実物)の『VIA スピーディ 40』を受け取れる2024年1月までには、さらにOpenSeaでの売買が活発化されることが予想されますね。

限定カラーであるオレンジ(タンジェリン)色のスピーディ 40

引用:OpenSea

『VIA スピーディ 40』は、ファレル・ウィリアムスがデザインしたスピーディ・コレクションの中で、オレンジ(タンジェリン)色が特徴のボストンバッグです。

引用:Louis Vuitton

これまでにリアーナをモデルに起用した広告や、さまざまなメディアで、黄・赤・青・緑のスピーディはたびたび目にしましたが、オレンジ(タンジェリン)色は、ほぼほぼ露出がありませんでした。

5つの色で製作された「スピーディ」は、最初の4色(黄・赤・青・緑)は48時間で完売しました。このオレンジ(タンジェリン)色の「スピーディ」は保有者だけが入手可能です。

保有者限定で購入可能なカラーということを踏まえると、2024年1月に実物の『VIA スピーディ 40』が2次市場に出回る際には、相当な金額で売買されることが予想されますね。

2次市場に出回るのを心待ちにしておきましょう。

おわりに

今回は、「ファレル・ウィリアムスがデザインを手掛けたボストンバッグ『VIA スピーディ 40』」について解説してきました。

『VIA スピーディ 40』の希少性や特徴がおわかり頂けたのではないでしょうか。

ファレル・ウィリアムスが〈Louis Vuitton〉のメンズ クリエイティブ・ディレクターに着任し、初めて手掛けたキャンペーンで「スピーディ」を選んだこと。そこに自身のエッセンスを注入し、色鮮やかなカラーリングで再び注目させたこと。

それは、彼がこれまでの〈Louis Vuitton〉の脈々と引き継がれてきた傑作と、そこに新しい風を吹き込むというヴィジョンが垣間みれる、素晴らしい仕事だと感じました。

そんな「スピーディ」を〈Louis Vuitton〉の新たな取り組みであるデジタルコレクティブのアイテムとしてチョイスしたことからも、「スピーディ」の人気もますます上がっていくことでしょう。

「VIA トレジャー・トランク」の保有者へは、引き続き、さまざまな特典があることがロードマップにも記載されているので、情報がリリースされ次第、このchannel IVYでご紹介していきます。

ビッグメゾンである〈Louis Vuitton〉のweb3への取り組みは、今後の最新のファッションビジネスを先回りして見るという意味でも、とても学べることが多い取り組みです。

ぜひ、一緒に掘り下げていきましょう。

では、また。