【無料で使える】 「ChatGPT」 「Gemini」 「Claude」 「Perplexity AI」に同じお題を出して色々比べてみた

日々、目まぐるしくバージョンアップがおこなわれている生成AI。

あなたは、生成AIを上手に生活に取り入れているでしょうか。

「便利なのはわかるけど、正直たくさん種類があり過ぎて、どれを使ったらいいのかがわからない…。」

たとえば、「ChatGPT」、「Gemini」、「Claude」、「Perplexity AI」など、無料で利用できる生成AIがたくさんあり、それぞれに興味はあるものの、結局どれを使えばいいのか選べなくなっている人も多いと思います。

正直にいうと、僕自身も無数にある生成AIツールを使いまくって、脳が熱暴走ぎみです(笑)

そこで今回は、僕自身が普段から使用している4つの生成AIに、同じお題を出して、それぞれどのような特徴があるのかを検証していこう!という回です。

この記事を読むことで、「ChatGPT」、「Gemini」、「Claude」、「Perplexity AI」のそれぞれの特徴がわかるだけでなく、同じお題に対して、どういった生成をするのかを実際に見比べることができます。

ぜひ自分に合う生成AIを見つけて、普段から使ってみてくださいね。

では、いきましょう!

4つの生成AIのそれぞれの特徴

今回は、「ChatGPT」、「Gemini」、「Claude」、「Perplexity AI」4つの生成AIを解説していきます。

この4つの生成AIには、無料プランと有料プランの両方が用意されていますが、今回の検証は、無料プランでも使える機能で検証していきますので、無課金勢の方々も安心して読み進めてくださいね。

ChatGPT(チャット ジーピーティ)

引用:OpenAI

OpenAIが提供する「ChatGPT」は、まるで人間のように自然な会話を楽しめるのが魅力の生成AI。

いうならば、「あなたの知的好奇心をくすぐる、会話の達人」です。

質問に答えたり、ストーリーを作ったり、アイデアを膨らませたりと、幅広い用途で活躍します。

また、会話の中で、画像生成AI「DALL·E 3」を使って、ハイクオリティーな画像を生成することも可能です。

音声会話のレベルも高く、会話型生成AIなら「ChatGPT」をおすすめします。

2024年7月1日時点の最新モデル、GPT-4oは無料プランでも利用できます。

Gemini(ジェミニ)

引用:Gemini

Googleの「Gemini」は、論理的な文章生成と精度の高い情報抽出を得意としています。

論文や記事、ビジネス文書など、論理的で正確性の高い文章作成をする場合に、特に強みを発揮する生成AIです。

「あなたの思考を深める、論理の魔術師」のようなパートナーになってくれます。

複雑な情報を整理し、わかりやすくまとめる能力は、まさに論理の魔術師そのもの。

思考を整理し、新たな視点を与えてくれるでしょう。

Geminiは、2024年7月1日時点では、無料で使用できます。
GeminiのAPIに関しても、現時点では無料枠があるので、外部アプリと連携してGeminiの機能を使用できる点も特筆すべきポイントです。

Claude(クロード)

引用:Claude AI

Anthropic(アンソロピック)が提供する「Claude」は、詩、小説、脚本など、クリエイティブな文章生成を得意としています。

美しい表現や、感性豊かなテキストを生成するなら「Claude」を使用するのがうってつけです。

いうならば、「あなたの表現を豊かに彩る、創造の泉」のような生成AIがこの「Claude」

想像力を刺激し、独創的な作品を生み出す力は、まさに創造の泉と言えます。

試しに、なんでもいいので、文章の一節を書かせてみて下さい。その自然で感性豊かな文章に驚くことでしょう。

最新モデル「Claude 3.5 Sonnet」は、他の3つの生成AIと比較して、もっとも速い処理速度といわれています。(無料で利用可)
また、大学院レベルの推論スキルをもっているので、高い精度のテキスト生成も可能です。

Perplexity AI(パープレキシティ エーアイ)

引用:Perplexity AI

Perplexityが提供する「Perplexity AI」は、膨大な情報収集と分析に強みを持つ、情報収集に特化した生成AIです。

インターネット上の情報を効率的に集め、必要な情報をわかりやすく提示してくれます。

いわば、「あなたを情報収集のプロにしてくれる、情報収集の羅針盤」のような存在です。

「Perplexity AI」は、特に最新のデータに基づいた情報提供に長けており、リアルタイムでの情報抽出が求められる場面で大きな強みを発揮します。

僕自身、特定分野の調査や、精度の高い情報収集をする時は、「Perplexity AI」を使用しています。

お題(1). 記事の導入文を書かせてみた

では、まずは4つの生成AIに同じプロンプトで、記事の導入文を書いてもらいましょう。

今回は、4つの生成AIの全て、現時点の無料で使えるモデル「GPT-4o」、「Gemini Pro」、「Claude 3.5 Sonnet」、「Standard Perplexity AI Model」で比較していきます。

以下のプロンプトを投げてみましょう。

プロンプト

# 命令書:
あなたは読み手の心を惹きつける文章を書く{プロのWebライター}です。
以下の制約条件と入力文をもとに、最高の文章を出力してください。

# 制約条件:
・300字程度でブログ記事の導入文を書く
・文末は「です」 「ます」 「体言止め」をバランスよく使う(重要)
・季節感や、現在の時世をふまえる
・想定読者は、30代~40代の生成AIに興味はあるが、あまり詳しくないビジネスマン

# 入力文:
以下のタイトルに合ったブログ記事の導入文を書いてください。

“””
【無料で使える】 「ChatGPT」 「Gemini」 「Claude」 「Perplexity AI」に同じお題を出して色々比べてみた
“””

# 出力文:

ChatGPT

今や生成AIはビジネスの現場で欠かせない存在となりつつあります。

特に、ChatGPT、Gemini、Claude、Perplexity AIといった無料で利用できるAIツールが注目を集めています。

しかし、多くのビジネスマンにとって、どのツールが自分に最適かを見極めるのは難しいかもしれません。

そこで今回は、これらの生成AIを実際に使い比べて、その特徴や利便性を検証してみました。

夏の暑さが続く中、オフィスでの効率アップに役立つ情報をお届けします。

この記事を読めば、自分にぴったりの生成AIツールが見つかることでしょう。

ChatGPT

可もなく、不可もなく。

安定した導入文が生成されました。

ただ、惹きつけられる要素(読者の悩みをどう解決するか、この記事を最後まで読み進めたくなるか)が少なめでしたね。

Gemini

近年、AI技術の進歩は目覚ましく、私たちの生活に様々な変化をもたらしています。

中でも、文章生成AIの登場は、ビジネスシーンにも大きなインパクトを与え始めています。

「ChatGPT」 「Gemini」 「Claude」 「Perplexity AI」など、無料で利用できる生成AIが続々と登場しており、興味はあるものの、どれを選べばいいのか迷っている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、この4つの生成AIに同じお題を与え、それぞれの機能や特徴を徹底的に比較してみました。

30代~40代のビジネスマンにとって、今知っておくべきAIの最新情報をお届けします。

夏本番を前に、ビジネスも涼しくスマートに!
この機会に、あなたにぴったりの生成AIを見つけて、仕事の効率化を図ってみませんか?

Gemini

いいですね!

読者のインサイト(読者自身も気づいていない、隠された本音)をついた文章になっています。

「夏本番を前に、ビジネスも涼しくスマートに!」という、なんだか、つかみのいいキャッチコピーも新鮮です。

Claude

梅雨明けの兆しが見え始めた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
ビジネスの現場で、AIの話題が飛び交う機会が増えてきました。

「ChatGPTって知ってる?」 「うちの会社でもAI導入の話が出てるんだよね」。

そんな会話を耳にすることも多いのではないでしょうか。
確かに、AIの進化は目覚ましい。しかし、実際に使ってみると、それぞれに個性があるのです。


ChatGPT、Gemini、Claude、Perplexity AI。

これらの名前を聞いたことはあっても、違いがよくわからない。そんな方も多いはず。


今回は、これらの無料AIツールに同じお題を出して、徹底比較してみました。

あなたのビジネスに最適なAIパートナーが見つかるかもしれません。

Claude

「Claude」もいい感じです!

「Claude」最大の特徴である、表現力の豊かさが所々に垣間見れる文章となっていますね。

そぎ落とされた、無駄のない文章を好む人には合わないかもしれませんが、人間が書く文章に近い印象です。

Perplexity AI

梅雨明けが待ち遠しい今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
ビジネスの世界では、AIの波が止まることなく押し寄せています。「ChatGPT」の名前を聞いたことがない人はもはやいないでしょう。

しかし、AIの世界はそれだけではありません。
「Gemini」 「Claude」 「Perplexity AI」――。

これらの名前に聞き覚えはありますか?

実は、これらも無料で使える強力なAIツールなのです。


「でも、どれも同じようなものでしょ?」
そう思われるかもしれません。しかし、実際に使ってみると、それぞれに個性があるんです。
今回は、これらのAIツールに同じお題を出して、その違いを徹底比較してみました。

あなたのビジネスに最適なAIパートナーが見つかるかもしれません。

さあ、AIの世界への冒険に出発しましょう!

Perplexity AI

うーん。

4つの生成AIの中で比較すると、もっともAIっぽい文章となりました。

導入文の型としては、おかしな点はありません。

しかし、型にはまり過ぎている感がいなめませんね。

冗長(重複していたり不必要に長かったりして無駄が多いこと)な導入文という印象です。

お題(2). 別記事から情報を抽出して、要約させてみた

つづいては、特定の記事を読み込んでもらい、その記事を基に提案をしてもらいます。

今年の7月26~28日に開催される「FUJI ROCK FESTIVAL ’24」のラインナップを参照して、おすすめアーティストを2組聞いてみましょう。

プロンプト

# 命令書:
あなたは読み手の心を惹きつける文章を書く{プロの音楽ライター}です。
以下の制約条件と入力文をもとに、最高の文章を出力してください。

# 制約条件:
・300字程度で書く
・文末は「です」 「ます」 「体言止め」をバランスよく使う(重要)
・ヒップホップやダンスミュージックを好きな人に向けて書く
・想定読者は、30代~40代のコアな音楽好き
・深い洞察を盛り込む

# 参照URL
https://www.fujirockfestival.com/artist/index

# 入力文:
{参考URL}をもとに、2024年のフジロックフェスティバルのおすすめアーティストを2つ挙げ、その理由を書いてください。

# 出力文:

ChatGPT

ChatGPTのデフォルトチャットでは、特定の記事をブラウジングして、要約することはできません。(2024年7月1日時点)

そのため、今回はChatGPTを使って特定の記事の情報を抽出できる、「WebPilot」というGPTsを使用します。

「WebPilot」は、特定のWebページ情報を参照し、その内容を要約したり、検索したりする機能を備えたGPTsです。

詳しくは、【日常生活で使える】生成AI初心者にオススメのGPTs 5選で解説しています。ぜひ参考にしてみて下さいね。

2024年のフジロックフェスティバルでは、特に注目すべきアーティストとして「Awich」と「KRAFTWERK」を挙げます。

Awichは、沖縄出身のラッパーで、独特のリリックとリズム感が魅力です。
彼女のパフォーマンスはエネルギッシュであり、聴衆を引き込む力があります。
特に彼女の楽曲は、ヒップホップの枠を超えた多様な音楽要素が融合しており、新しい音楽体験を提供してくれます。

KRAFTWERKは、エレクトロニックミュージックの先駆者として知られ、そのライブは視覚と音響の融合が特徴です。
彼らのパフォーマンスは一種の芸術作品と言っても過言ではなく、深い音楽的洞察とテクノロジーの融合が楽しめます。
特にダンスミュージックファンには必見のステージです。

以上の二組は、フジロックの多様な音楽シーンを象徴する存在であり、深い音楽的体験を提供してくれます。

ChatGPT(WepPilot)

記事をもとに、いい感じの提案をくれました!(プロンプトに、「想定読者は、30代~40代のコアな音楽好き」と指定した割には、認知度の高いアーティストを紹介してきましたね)

「WebPilot」を使用せずに、デフォルトチャットで同じプロンプトをなげた際は、まったく出演予定のないKendrick Lamarと、Daft Punkを紹介してきました。

使い方によっては嘘の情報を生成してくるので、そこは注意が必要です。

Gemini

緑豊かな苗場を舞台に、世界中から音楽ファンが熱狂するフジロックフェスティバル。
2024年も豪華アーティストが集結し、3日間濃密な音楽体験が待っています。

ヒップホップ/ダンスミュージック好きにはたまらない、この夏絶対チェックすべき2組をご紹介します。

KRAFTWERK:テクノミュージックのレジェンド、ついに降臨!
言わずと知れたテクノミュージックのレジェンド、KRAFTWERK。
1970年代から革新的な音楽性でシーンを牽引し続け、今もなお世界中のアーティストに影響を与え続けています。

フジロックへの初登場となる今年は、長年ファンを魅了してきた往年の名曲から最新アルバムまで、スペシャルなセットを披露するとのこと。まさに歴史的なステージとなるでしょう。
KRAFTWERKの音楽は、単なるテクノミュージックではありません。洗練されたメロディー、緻密なプログラミング、そして独特な歌詞が織りなす世界は、まさに唯一無二。その圧倒的なパフォーマンスは、あなたを未知の音楽体験へと誘うことでしょう。

THE LAST DINNER PARTY:UKロックの新星、鮮烈なフジロックデビュー!

2021年に結成されたばかりのUKロックバンド、THE LAST DINNER PARTY。
エネルギッシュなライブパフォーマンスと、ソウルフルな歌声が光る注目の新星です。

今年行われたBBC Sound of 2024では1位を獲得し、その実力と人気を証明しました。
フジロックへの初出演となる今年は、苗場を熱狂の渦に巻き込むこと間違いなしです。

THE LAST DINNER PARTYの音楽は、ロック、ソウル、ジャズなど様々な要素が融合した、まさに新時代のサウンド。
その圧倒的な存在感は、あなたを虜にすることでしょう。

KRAFTWERKとTHE LAST DINNER PARTY、2組ともフジロックでしか味わえない特別なパフォーマンスが待っています。
ヒップホップ/ダンスミュージック好きはもちろん、音楽好きなら誰もが必見です。今年のフジロック、あなたもこの熱狂を体感してください!

Gemini

情報を正確に抽出して、素晴らしい提案をくれました。

ただ、プロンプトに指定した「300字程度で書く」という制約条件は守らなかったため、やたらと長い文章を生成してきましたね。

Claude

申し訳ありませんが、リンクを開いたりウェブサイトにアクセスしたりすることはできません。2024年のフジロックフェスティバルの具体的なラインナップ情報を持ち合わせていないため、特定のアーティストを推薦することは難しいです。

しかし、フジロックの魅力とヒップホップ・ダンスミュージックファンにおすすめの理由について、以下のように書くことはできます:

フジロックは、音楽の境界線を軽々と飛び越える祭典。ヒップホップやダンスミュージックのファンにとって、新たな音楽との出会いの宝庫だ。森の中で響き渡るビートに身を委ねれば、ジャンルの垣根を超えた音楽の本質に触れられる。国内外の実力派アーティストが織りなす音の洪水は、あなたの感性を刺激するはず。自然と音楽が融合する空間で、音楽の深層に迫る体験ができるのも魅力。ここでしか味わえない興奮が、あなたを待っている。

Claude

「Claude」は、ブラウジング機能がないため、上記のように、特定のWebページを要約をさせることはできません。(PDFを読み込ませて要約することは可能です)

この点を踏まえると、Webページから正確に情報を抽出したい場合には「Claude」は使用しない方がいいでしょう。

Perplexity AI

フジロック’24、音楽の聖地に降臨する2組のアーティストに注目だ。
まず、PEGGY GOU。
テクノの女王が放つグルーヴは、ダンスフロアを支配する。

彼女の洗練されたビートと独特なメロディは、30代、40代のコアな音楽ファンの琴線に触れるはず。
深夜のWHITE STAGEで繰り広げられる彼女のセットは、まさに現代のダンスミュージックの集大成。

そして、NENE(ゆるふわギャング)。日本のヒップホップシーンに新風を巻き起こす彼女のフロウは必聴です。
DAY DREAMINGステージで披露されるパフォーマンスは、ジャンルの境界を軽々と超えていく。

この2組が織りなす音の世界は、フジロックの多様性を体現しています。
テクノとヒップホップ、グローバルとローカル。
その対比が生み出す化学反応こそ、フジロックの真髄。

音楽に魂を売った者たちよ、苗場の森で彼女たちの音に身を委ねろ。
それは、あなたの音楽体験を一変させる瞬間となるはずだ。

Perplexity AI

文字数はややオーバーしましたが(405文字)、一番プロンプトに沿った提案をしてくれたのが、「Perplexity AI」

やはり、「インターネット上の情報を効率的に集め、必要な情報をわかりやすく提示」することに関しては、もっとも使いやすい生成AIです。

ちなみに、有料版の「Perplexity Pro」なら、効率的な情報収集だけでなく、「GPT-4o」、「Claude 3.5 Sonnet」などのモデルを切り替えて使うこともできます。

おわりに

今回は、「ChatGPT」、「Gemini」、「Claude」、「Perplexity AI」に対して、同じお題を出して、生成結果を検証してまいりました。

それぞれの特性・強みがおわかり頂けたのではないでしょうか。

現時点での各ツールの特性は、このようになりましたが、おそらく3か月後には、さらに進化した機能が次々に発表されている事でしょう。

やはり、1つのやり方に固執せず、リラックスして波にのっていくような感覚で、様々なツールに触れ続けることでしか、この現代社会を生きる術はなさそうです(笑)

今後もchannel IVYでは、生成AIツールに関しての解説記事を出していきますので、ぜひ楽しみにしていてください。

では、また!