【極上のフィジタル体験】RALPH LAUREN(ラルフ ローレン)とFortniteのコラボレーションを徹底解説

〈Polo Ralph Lauren〉とFortniteは、2023年8月に2回目となるコラボレーションをおこないました。

デジタルスキンからインスピレーションを得たフィジタルブーツの発売や、〈Polo Ralph Lauren〉の世界観がハイクオリティな技術で表現されたオリジナルワールドなど、見所満載のコラボ内容です。

トップユーチューバーであるHIKAKINや、フォートナイト下手くそおじさんこと小藪千豊など、Fortnite好きな著名人も反応を示している今回のコラボレーション。

ゲームをあまりやらないファッションギークにとっても、〈Polo Ralph Lauren〉のメタバースへの取り組みは気になるところですよね。

そこで今回は、「〈Polo Ralph Lauren〉とFortniteのコラボレーション」について、メタバースやゲームに詳しくない人でもわかるように解説していきます。

では、いきましょう!

Fortniteとは

引用:Fortnite

Fortnite(フォートナイト)は、アメリカのEpic Gamesが2017年にリリースしたオンラインゲームです。

バトルロイヤルや、様々な島でのパーティーロイヤル、有名アーティストのライブを多くのユーザーと一緒に体感できるのが特徴。

Fortniteは、ひとりで遊ぶソロモードからデュオ、トリオなど複数人で楽しめるモードまで対応しています。

またボイスチャット機能が使えるため、ゲーム中に他のユーザーとコミュニケーションをとることも可能です。

注目度が増すFortnite

Fortniteは、世界中に5億人以上のユーザーがおり、月間アクティブユーザー数は、7,000万人をこえます。
(※2023年3月「State of Unreal | GDC 2023」でのEpic Gamesの発表による)

そんな世界中のファンを獲得しているFortniteですが、2023年3月には、Fortniteの島を自由につくれる『Unreal Editor For Fortnite(以下、UEFN)』をリリースしました。

これにより、Fortniteで作成できるゲームの自由度が大きく広がりました。

UEFNのリリースにより、メタバースへの参入障壁は大幅に下がりました。

LVMHやMetaSamuraiで有名な1BLOCKMetaTokyoなどの企業やプロジェクトが続々とFortniteへの参入を発表しています。

Fortnite × RALPH LAURENのコラボレーション

引用:Fortnite

〈Polo Ralph Lauren〉とFortniteは、2023年8月に2回目となるコラボレーションをおこないました。
(1回目のコラボレーションは2022年11月)

今回のコラボ内容は、主に3つです。

  • Polo x Fortnite P-Wing ブーツの発売
  • 没入型ワールド「Race to Greatness」の公開
  • ライブストリーミングイベントの開催

Polo x Fortnite P-Wing ブーツの発売

引用:RALPH LAUREN
引用:RALPH LAUREN

今回のコラボレーションの目玉の1つは、Polo x Fortnite P-Wingの発売です。

Polo x Fortnite P-Wingは、2023年8月3日に37,400円(税込)で発売され、即完売となりました。

このブーツは、元々Fortniteと〈Polo Ralph Lauren〉の1回目のコラボレーション時にリリースされた「スタジアムヒーロー ’92」というスキンにインスパイアされたブーツです。

Polo x Fortnite P-Wingは、元々デジタルスキンであったアイテムを実際のブーツとしてリリースしたフィジタルブーツです。

フィジタルとは、フィジカルとデジタルをかけ合わせた造語で、メタバース領域のキーワードとしてよく使われます。

そもそも、この「スタジアムヒーロー ’92」の元ネタである「ポロ スタジアム コレクション」は、ファッションシーンで今でも高値で取引されている伝説のコレクションです。

1992年に開催されたバルセロナオリンピック時に、ラルフ ローレンが1920〜1930年代のアメリカのスポーツ選手が着用したユニフォームからインスピレーションを得て発表し、アーティスト、ラッパー、ダンサー、ファッションギークから絶大な支持を得ました。

引用:StockX

完売後には、さっそく2次市場で取り引きされており、2023年9月13日時点のStockXでは、69,800円(最新の取引額)でプレミアム価格がついています。

今後の再販の可能性は低そうなので、時間が経つにつれて価格は上がっていきそうですね。

没入型ワールド「Race to Greatness」の公開

〈Polo Ralph Lauren〉は、2023年8月3日~8月31日までの間、Fortnite内に「Race to Greatness」という没入型ワールドをリリースしました。

「Race to Greatness」は、〈Polo Ralph Lauren〉がFortnite専用にデザインしたポロポニー型の島を舞台にしたレースゲーム。

飛行機格納庫、ロッキー山脈、大森林を含む3つのユニークな地形で構成されています。

引用:TOKYO FM / Polo Ralph Lauren featuring Fortnite, “Race to Greatness” @Polo Ralph Lauren Cat Street

「Race to Greatness」の実際のレースの様子は、フォートナイト下手くそおじさんこと小藪千豊や、プロゲーマーのta1yoによるレース動画でご確認いただけます。

「Race to Greatness」は期間限定のリリースだったため、現在はすでにマップが閉鎖されていますが、上記のレース動画からも、UEFNを使用して作られた〈Polo Ralph Lauren〉の世界観がいかにクオリティの高いものかがお分かり頂けたのではないでしょうか。

ライブストリーミングイベントの開催

〈Polo Ralph Lauren〉は、Fortniteとのコラボレーションを記念して2023年8月4日にライブストリーミングイベントを開催しました。

引用:フォートナイトのイベントに日本代表でヒカキンが出場生配信!【THE ALL-STAR GAMERS RACE feat. FORTNITE】

ライブストリーミングイベントには、世界各国のトップゲーマーが参加。

日本からは、ユーチューバーのHIKAKINと、プロゲーマーのta1yoが参戦しました。

出演者は全員、Fortniteでも現実世界でも〈Polo Ralph Lauren〉を着用し、HIKAKINの真後ろにはPolo x Fortnite P-Wingのブーツが鎮座していました。

こういった世界各国のプロゲーマーやトップユーチューバーを巻き込んでのプロモーションからも、〈Polo Ralph Lauren〉のメタバースを含めたweb3事業への本気度が伝わりますね。

過去のFortnite × RALPH LAURENのコラボレーション

引用:RALPH LAUREN | Fortnite x Polo Ralph Lauren

〈Polo Ralph Lauren〉とFortniteは、2022年11月に1回目のコラボレーションをおこないました。

初回コラボレーション時は、2回目である今回と同様に、ゲーム内で使えるスキンやアイテムにくわえ、フィジカルの洋服も発売されています。

引用:BEAMS
引用:BEAMS

販売されているコラボアイテムは、〈Polo Ralph Lauren〉のアイコニックな”ポロ ポニーロゴ”を、創業55年の歴史で初めて特別にアレンジしたアイテムが発売されたことで、大きな話題となりました。

一部アイテムはRALPH LAURENのECストアでまだ購入可能なので、気になる人はお早めにどうぞ。

Fortniteは、〈Polo Ralph Lauren〉以外にもファッションブランドとのコラボレーションをおこなってきました。

そんなFortniteがコラボレーションしているファッションブランドについては、下記の記事で徹底解説しています。〈Nike〉や〈Balenciaga〉、〈MONCLER〉などさまざまなブランドが独自の世界観をゲーム内に作り上げていますよ。

おわりに

今回は、「〈Polo Ralph Lauren〉とFortniteのコラボレーション」について動画や画像を用いて解説してきました。

Fortnite好きにとっても、またファッションギークにとっても胸アツなコラボレーション内容だとお分かり頂けたのではないでしょうか。

2023年に入ってからのFortniteの勢いは増す一方で、LVMHを始め多くのファッションブランドとのコラボレーションが発表されています。

僕自身、Fortniteを始め、RobloxclusterDecentralandなど多くのメタバースによく入り浸っていますが、最近はもっぱらFortniteです。

それは、面白い企業やプロジェクトが続々と参加を表明していること、あとは単純に操作性が素晴らしくゲームとしてのクオリティも非常に高いのが理由です。

今後もFortniteについて色々記事を書いていきますので、ぜひお楽しみにしていてくださいね。

では、また。