【無料で使える】Gensparkを使うならこの2機能!特徴・使い方・使用例をご紹介

2025年も4分の1が経過しようとしていますが、生成AI業界は既存の生成AIだけでなく、新たなAIが次々と誕生していますね。

もしや、AI難民になっていませんか?(僕は、くらくらと目まいが起きています(笑))

僕自身、つど新たな生成AIを試しつつ、メインで使用するAIが2週間ごとに変わっていく、そんな日々を送っています。

2025年3月現在、ChatGPT Pro、GeminiやClaudeなどのマルチモーダルAIに始まり、Gamma(資料作成AI)やv0(コード生成AI)など。

今回紹介するAI検索エンジン「Genspark(ジェンスパーク)」も僕が活用しているAIの1つです。

Genspark(ジェンスパーク)」は、AI(人工知能)を活用した検索エンジン。
ユーザーの検索内容に基づいて、関連する情報をまとめて表示する「Sparkpages」の生成だけでなく、ファクトチェックや画像生成など多機能を無料で利用できるAIです。

僕自身、Gensparkの「ファクトチェック」と「画像生成」は、特に気に入って愛用している機能です。

そんな今回は、Gensparkが他の生成AIと比べて何が優れているかや使い方、使用例をわかりやすく解説します。

特にビジネスでコンテンツ作成やリサーチ作業をしている人には、目からウロコな情報となっていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

では、いきましょう!

Gensparkとは

Genspark(ジェンスパーク)は、生成AIとウェブ検索を融合した新世代の検索エンジンです。

ユーザーがキーワード検索をした際、検索ワードに基づいて、リアルタイムでカスタムページをつくってくれます。

いわばあなた専属のリサーチアシスタントが、ウェブ中を飛び回って情報を集約・レポート化してくれるイメージです。

従来の生成AIが、学習データをもとに答えを返してくれるのに対して、Gensparkでは検索をもとに答えを返してくれるため、情報の精度が高いのが特徴。

生成結果の各所に出典リンクが付いているので、情報のソースを確認できるのも安心できるポイントです。

Gensparkの強み

では、他の生成AIツールと比べて、Gensparkならではの強みを2つに絞ってご紹介します。

1. 効率的に精度の高い情報収集ができる

Gensparkは、ユーザーの質問に対して、複数の情報源からデータを収集し、簡潔で分かりやすい要約ページを提供してくれます。​

これは、Sparkpage(スパークページ)と呼ばれる、ユーザーが検索したキーワードに対して、複数の情報をもとにつくられるカスタムウェブページです。

このSparkpageにより、効率的に網羅的な情報とその要約を収集できます。

2. 独自性の高い機能が多数用意されている

Gensparkは、多彩な機能を提供しています。

さまざまな画像生成モデルを選択できる「画像生成機能」や、情報の精度を確認するための「ファクトチェック機能」が特筆すべき機能です。

この記事で、その2機能について深堀り解説しますので、ぜひこのまま読み進めてみてください。

では、試しに「2025年の東京の花粉の飛散量はどのくらいの予想ですか?」とざっくりした検索ワードを投げてみましょう。

すると、AIによる直接回答が上部に表示され、マインドマップ、Sparkpageによる2025年の東京都の花粉飛散予測などのページが瞬時に生成されました。(画面キャプチャの量が多いので、雰囲気だけ感じていただけると幸いです)

通常のGoogle検索と比べて、あきらかにリッチな情報が生成されたことがおわかり頂けたと思います。

Genspark 料金プラン

Gensparkは、​現在ベータ版として提供されており、すべての機能を無料で利用することが可能です。​

用意されているプランは、Freeプラン・Plusプランに2種類。

Freeプラン

基本的な検索機能は無料で無制限に利用可能です。

ただし、画像生成や、ディープリサーチなどのAIエージェントには回数制限があります。

Plusプラン

Plusプランは、月額$24.99(年払いの場合は月額$19.99)で、利用できます。

試しに、画像生成やファクトチェックを使ってみて、相性が良さそうだと感じた方は、Plusプランへの切り替えがおすすめです。

僕もPlusプランで契約しています。

友達を招待することで、一定期間無料体験が可能なキャンペーンもあるので、お得に利用したい方はそれもふまえて検討してみてくださいね。

Gensparkの使い方

Gensparkは、無料ですぐに始められます。

アカウント連携は非常にシンプルです。

まずGensparkの公式サイトにアクセスします。

Microsoft、Googleアカウント、もしくはメールアドレスと連携しましょう。

連携画面が表示されたら、紐づけたいアカウントを選択し、完了です。

上記画像がトップページです。

真ん中の検索窓(黒枠)に検索したいキーワードや文章を投げてみましょう。

すると、30~60秒ほどで以下の量のカスタムページが生成されます。

AIによる直接回答のほか、マインドマップやSparkpageによる深堀りコンテンツが作成されるのも特筆ポイントです。

マインドマップはダウンロードもできるので、調べものの全体像を把握したり、他の人に共有したりもできます。(これ、かなりいい!)

Sparkpageの「もっと見る」をクリックすると、新たなページに遷移し、ページ右サイドにはチャットボックスが表示されます。

ここに質問文を入力すると、そのSparkpageの内容やテーマに即した追加情報を知ることも可能です。

たとえば旅行ガイドのページで「この都市のベストな訪問時期は?」と聞いたり、製品比較のページで「○○と△△の違いを一言で教えて」など尋ねることもできます。

ページを読み進めながら気軽にAIと対話できるので、疑問点をすぐ解消できるも嬉しいポイントですね。

これまでGoogle検索で、複数サイトを渡り歩いていた作業が、1つのまとまったページ+AIアシスタントで完結する快適さは、一度味わうとクセになります。

Genspark 特に便利な2機能をご紹介

ここからは、僕が普段からGensparkで活用している2機能をご紹介します。

どれもかなり便利な機能でありながら、簡単に使えるのでぜひ参考にしてみてください。

1. 画像生成

ズバリ、Gensparkの画像生成は、かなり使えます。

僕は、普段はMidjourneyやImageFXを使っているのですが、用途に応じてGensparkでの画像生成も使用しています。

以下2点の理由が強みです。

1. 一度に多様なモデルを使用して画像生成できる

Gensparkでは、多様な画像生成モデルを選択して、画像生成することができます。

Mixture-of-Agentsを選択すると、1回の生成で、異なる4種の画像モデルを使用した画像が4枚生成できます。

短時間で、複数モデルを試して画像を生成したい時、Gensparkが活躍してくれます。

2. メディア記事のアイキャッチ画像に使えるベクター画像が簡単につくれる

Gensparkの画像生成は、Midjourneyのような繊細でアート性の高い画像をつくることには少し不向きです。

しかし、ビジネス資料や記事のアイキャッチ画像として使える「ちょうどいい」画像をつくってくれます。

たとえば、以下のプロンプトを投げてみると…

「多様な人種の4人組が、会議室で大きいモニターに映し出されるデータ資料を見ながら、議論が白熱している様子。」をベクター画像で生成して。

上記のような、アイキャッチに使える画像を瞬時に生成してくれます。

ビジネス資料に使う画像としては、まさに「ちょうどいい」ですね!

Gensparkの画像生成では、自動でプロンプトを調整してくれる機能や、アスペクト比の設定、画像スタイルの選択等の機能も簡単です。

ここでは使い方の説明は割愛しますが、シンプルなUIなので、ぜひ試してみてくださいね。

2. ファクトチェック

次に紹介したいのがファクトチェック機能。

これ、とても便利です。

生成AIの利便性と引き換えによく問題視されるのが「誤情報」リスクですが、2025年3月現在、高精度かつ簡単にファクトチェックをできる生成AIは見当たりません。

そんな中、見つけたのが、Gensparkの「ファクトチェック機能」です。

では試しに、ChatGPT 4oのデフォルトモデルに2024年のNPB(プロ野球)のシーズン結果を聞いた情報をファクトチェックしてみましょう。

ChatGPT 4oの生成結果
2024年の日本プロ野球(NPB)の結果は以下の通りです:

セ・リーグ順位(2024年最終順位):
阪神タイガース
広島東洋カープ
読売ジャイアンツ
横浜DeNAベイスターズ
中日ドラゴンズ
東京ヤクルトスワローズ

パ・リーグ順位(2024年最終順位):
オリックス・バファローズ
福岡ソフトバンクホークス
千葉ロッテマリーンズ
東北楽天ゴールデンイーグルス
埼玉西武ライオンズ
北海道日本ハムファイターズ

日本シリーズ(日本一):
阪神タイガースが日本一に輝きました。
2年連続の日本一となりました。

年間最優秀選手(MVP):
セ・リーグMVP:村上頌樹(阪神タイガース)
パ・リーグMVP:山本由伸(オリックス・バファローズ)

順位もMVPも間違った情報ですね。(2023年の情報が混ざっていたり、順位もまったく異なっています(笑))

これをGensparkの「ファクトチェック機能」に投げてみます。

Gensparkのトップページにある「…(もっと)」をクリックし、「ファクトチェック」をクリックしましょう。

基本エージェントと表記されたページの下部にある「ファクトチェック」の右横ボタン「+タスク」をクリックします。

入力欄が表示されるので、さきほどのChatGPTに生成させた結果を入力してみます。

すると、7分ほどで以下の詳細な結果が生成されました。(詳細なテキスト情報はここには掲載しませんが、生成結果の分量の多さを実感して頂けると幸いです(笑))

ファクトチェックの最終要約部分には、以下のような記載があります。

これまでの分析では、合計104件の情報源を精査した結果、2024年の日本プロ野球に関する声明には多数の誤りがあることが確認されました。
公式な情報源や信頼性の高い証拠によって、以下のように声明内容が否定されています。

多数の誤りを証明する根拠をクロスチェックにより、生成してくれています。

100%の精度のファクトチェックとは言えませんが、生成AIがおこなうファクトチェックとしては現状ナンバーワンの精度といえるでしょう。

インターネット上の情報収集や、ゴシップの真偽確認の際に、その情報のファクトチェックとしてぜひ使ってみてください。

調べ物で一番避けたいデマ情報の鵜呑みを防ぐ強力なサポーターとして、このファクトチェックが機能してくれるでしょう。

おわりに

今回は、AI検索エンジンGensparkについて、その特徴と使い方、そして便利な2つの機能をピックアップして詳しく解説してきました。

Gensparkの独自の強みや機能についてご理解頂けたのではないでしょうか。

個人的には、Gensparkは、検索結果というより1つの完成した「情報記事」を受け取っているような新感覚が強く、調べ物の手間がグッと減るのを実感しています。

さらに画像生成やデータ整理などまで一本化できるので、作業効率が飛躍的に向上するのも嬉しいところ。

AI初心者でも、普段ChatGPTなどに慣れていれば抵抗なく使い始められるでしょう。

「AIに任せたいけど信頼性も大事」というニーズに応えるGensparkは、検索の概念をガラリと変えるポテンシャルを秘めています。

無料で試せるので、ぜひ一度アクセスしてみてくださいね。きっと新しい発見があると思います。

今後もこのchannel IVYでは、生成AIの深掘り記事を出していきますので、どうぞお楽しみに。

では、また!