夏はいつだって飛んでゆく。冬はのそのそ歩くんだ。

さぁさぁやって参りました。

1か月に1度の振り返りコラムです。

8月は、SEOディレクション案件で新たな仕事が始まり、よりPC前の滞在時間が増えた1か月でした。

8月後半には、Googleのコアアップデートが5か月ぶりにやってきて、仕事で関わっているサイトやこのchannel IVYも、順位や表示回数が揺れましたね。

ちなみに、Googleのコアアップデートとは、Googleが検索アルゴリズムを見直して検索結果を改善するためのアップデートのことをさします。年に2~4回の頻度でおこなわれており、サイト運営者やWebコンテンツに携わる人にとっては、胸がざわつくイベントです。

引き続きこのchannel IVYは、自然検索からサイトを訪問してくれる人の数が増えており、サイトの滞在時間も増加傾向です。感謝感謝。

そんな今回は、たびたび取り上げているNFTについて、今自分が思っていることを書いていこうかと。

あまり難しい用語は使わないで(使う場合は説明しながら)書いていくので、コーヒーでも飲みながら(アルコールでもいいかも)気軽に読み進めてくださいね。

NFTは冬の時代

このブログを読みにきてくれている人は、「NFTがどんなものか」については軽く理解はできるものの、購入したり、譲り受けたり、実際に触れてみたことがある人は、ごく一部だと思います。

つまり、NFTは、まだまだまだ世間様には普及にいたっていない状況なんですね。

そんな始まってもいない状況のNFTは、今、「冬の時代」といわれています。人によっては、2022年前半から「NFTは冬の時代やーー」といってる方もいましたね。

何をもって冬とするかはとらえ方次第なんですが、1つは、単純にNFT市場の取引量が過去2年間で最低であること。もう1つは、ブルーチップNFTのフロアプライス(最低価格)が軒並み大幅に下落していることが挙げられます。

ブルーチップNFTとは、収益性や成長性に優れている安定して人気のあるNFTをさします。
(フロアプライスが高い、コミュニティが活発、ブランド力があるなど…)

ブルーチップNFTとして代表的なNFTプロジェクト

  • CryptoPunks(クリプトパンクス)
  • BAYC(ベイシー)
  • CloneX(クローンエックス)

そんな冬の時代にNFTを愉快に楽しんでいるのが、何を隠そうこの僕です。

冬の時代にNFTを楽しんでいる理由

「NFTは冬の時代」といわれている今、なぜ僕が楽しめているか。

それには3つの理由があります。

投機目的でない

1つ目は、投機目的でないということです。

投機とは、短期的な相場変動を利用して利益を得ようとする行為をさします。

NFTの取引量が減少し、ブルーチップNFTのフロアプライスがこぞって爆下がりしている今、NFTで利益を上げていくのは困難です。

僕自身は、NFTに投機し、メイクマネーをしょうと一切考えていないガチホ勢(「ガチでホールドする」の略で、長期的にある通貨やNFTを保有すること )のため、NFTの取引量が減ろうが、フロアプライスが下がろうがあまり気に留めていません。

ビリーバーやコアなファンとの関係が築ける

2つ目は、ビリーバーやコアなファンとの関係が築けるということです。

ビリーバーとは、信奉者。 かたく信じている人という意味があります。

2021年頃にバブル状態だったNFT市場は、投機目的で参入していた人や、詐欺などが蔓延(まんえん)していました。

しかし、冷え切った2023年現在のNFT市場では、投機目的の人や詐欺まがいのいかがわしい人の大半が去り、NFTに希望を見出している人や、今後普及することでより便利で豊かな社会になると信じている人が残っています。

そういったビリーバーやコアなファンは、こぞってあたたかい人、ギバー(与える人)が多いのが特徴です。

僕自身、MetaSamuraiを展開する1Block始め、いくつかのNFTプロジェクトがつくるDiscordコミュニティのチャット欄にたまに参加しますが、こぞって皆さんあたたかい。

新たに出会う人が、そういった特徴をもっているのは僕が続ける理由の1つになっています。

開拓する余地がたくさんある

3つ目の理由は、NFTにはまだまだ開拓の余地があるということです。

そもそもNFTとは、「ブロックチェーンを基盤にして作られた代替不可能(替えのきかない)なデジタルデータ」のことをさします。もう少し簡単にいうと、「デジタルデータを世界で1つだけ、唯一無二だと証明するもの」です。

多くの人はNFTと聞くと、NFTアートを想像すると思います。

実際、OpenSeaなどのNFTマーケットプレイスで取り扱いされていたり、NFTに高額の値段が付いたというニュースは、大体がNFTアートであったり、メタバースの土地であったりです。

しかし、NFTの特性は、「デジタルデータに唯一性をもたせるもの」なので、使い方にはいろいろな可能性が秘めています。たとえば、以下の3つのような事例があります。

NFTは手段なので、使われ方としての選択肢は今後ますます増えるでしょう。

そんなNFTが一般化した際に、初期からNFTに触れている人間として様々な面白いことに絡んでいきたいというのが、僕がNFTに触れ続けている理由の1つです。

ただいま、幻滅期に突入中

引用:Gartner「ガートナー ハイプ・サイクル 2023」

2021年頃に1回目の盛り上がりのピークをむかえた「NFT」や「メタバース」は、今まさにハイプサイクルでいうところの「幻滅期」に突入しています。

ハイプサイクルについての詳細は今回は割愛しますが、簡単にいうと「特定のテクノロジーが、社会でどの程度期待され、実用レベルで一般に浸透していくか、というサイクルを時系列で表現した図」です。

上記の図の青丸は「NFT」、赤丸は「メタバース」を表しています。

「メタバース」は今後ゆるやかに上がっていき、啓発期をへて安定期に入ります。

「NFT」は、幻滅期の底までこれからさらに下がり、そこからゆるやかに社会に浸透していくと考えられるでしょう。

このハイプサイクルからも読みとれる通り、NFTがここから下がりっぱなしで、全く使われなくなることは恐らくないです。

ビリーバーやコアなファンは、ここからNFTが盛り上がりを見せて社会に拡がっていくのを願い、お互いにサポートし合って冬の時代に根を張り続けています。

何を隠そう、僕もその1人です。

冬の時代だからこそ買ってみよう

ここまで、「NFTの冬の時代」についてつらつらと書いてきましたが、こんな今だからこそNFTに興味がある人に向けて「今が買いのタイミングでしょ!」と伝えたい。

「NFT自体の値段が下がっている」ということは、少ない予算でNFTを買ってみることができるということ。

「NFT市場にはビリーバーやコアなファンが残っている」ということは、買った後もあたたかいサポートが受けられるということ。

これって、NFTをこれから始める人にとっては最高の環境ではないでしょうか。

情報にあふれ、色々なものが簡単に手に入る現在において、未知でよくわからないものに接する機会はだいぶ減ってきています。

だからこそ、未知なものに触れることには価値があるんです。

このchannel IVYでは、引き続きNFTやメタバースなどの情報をファッションと絡めて発信していきますので、NFTに興味のある人はぜひ一緒に楽しんでいきましょうね。

では、9月も愉快にやっていきましょう。