新しい年になり、すでに1か月が経過しました。
ここ数年は新しいことに取り組むことが増えたので、時間の経過速度をそこまで速いものだと感じていなかったけれど、それでも「気づいたら2月だった」感がありますね。
世の中では、能登半島地震や大規模火災、加熱した週刊誌報道など大変な状況が続いていますが、まずは自分自身に集中して出来ることを愉快にやっていくしかないと思っています。
僕自身は、1月下旬から新たにWeb広告運用の案件もやることになり、やることが一方的に増え続けている中でやらないことを決めていかないとなと考えている最中です。
そんなさなか、1月より本格的に「瞑想」をやり始めてしまいました(笑)
昨年から気が向いた時にやっていたのですが、2つのきっかけがあり、気づいたら毎日やることになった次第です。
そして、この「瞑想」。
頭では理解していたけど、続けてみるととてもいい。
今回は、そんな「瞑想」と、自分のOS(システム全体を管理し、さまざまなアプリケーションソフトを動かすための最も基本的なソフトウェアのこと)をアップデートしていくことについてツラツラと書いていきます。
例のごとく、サクサク書いていきますので、コーヒーやお酒で一息をいれながら、気軽に読んでくださいね。
瞑想ってなんぞや
そもそも「瞑想」に対してどんなイメージを持っていますか?
「無心になるって難しそう…」「スピリチュアルの話はちょっとこわい…」「欧米の著名人がこぞってやっているけど、なんでだろう…」
こういったイメージだと思います。
めい‐そう【瞑想・冥想】‥サウ
広辞苑無料検索 – Sora
目を閉じて静かに考えること。現前の境界を忘れて想像をめぐらすこと。「―にふける」
「瞑想」を広辞苑でひいてみると、目を閉じて静かに考えること。現前の境界を忘れて想像をめぐらすこと。というなんだかイメージしにくい言葉が掲載されているのみ。
そこでヴィパッサナー瞑想をはじめ、いくつかの瞑想本を読んでみたり、Netflixの『ヘッドスペースの瞑想ガイド』や瞑想についてのYouTubeコンテンツを見てみたりして、理解を深めました。
自分がしていることに集中する。
湧き出る感情や思考に気づく。
その感情や思考を判断せず、ただ観察する。
再び自分がしていることに集中する。
この一連の流れをおこない、『今この瞬間に集中すること』を深めていく。
ということが現時点の僕なりの「瞑想」です。(具体的には、呼吸瞑想+ボディスキャン瞑想をやっていますが、今回は具体的な瞑想法については割愛しますね)
「瞑想」をやり始める以前は、『無心になる』ことが「瞑想」だと思っていたので、なかなか難しい印象を持っていました。
しかし、感情や思考が湧き出ることは当たり前で、湧き出てきたものに気づき、ただ観察すること。そして、再び自分がしていることに集中すればいいだけだと知った今、とても気楽に「瞑想」をやれるようになったのです。
年明けから毎日60分以上の呼吸瞑想を続けて1か月が経ちますが、なんの苦労もなく「瞑想」が習慣となり、すんなりと生活の一部となりました。
瞑想をやろうと思った2つのきっかけ
そもそも僕は、特定の宗教を信仰しているわけではありません。
しかし、10代の時から「目に見えないもの」に対して好奇心が働く特性がありました。
その特性はおそらく、10代後半から夢中になったHipHopカルチャーの影響だろうなと。
よく聞くラッパーの多くが、メディテーションやスピリチュアルの発信を自然にしていたことも1つの要因な気がしています。
そういう訳もあり、スピリチュアルなモノゴトに対しての興味・関心歴でいうと20年以上となります。
しかし「瞑想」に関しては、機会があったらしっかり学んでみたいなぁ、という軽い気持ちしかなく、生活に特に必要性を感じていなかったため、気が向いた時に真似ごとをしてみる程度でした。
そんな中、2023年から2つのきっかけが重なって日々の生活に自然と取り入れるようになっていました。
そのきっかけは、集中力の欠如と母の病気です。
1つ目の集中力の欠如に関しては、ほぼ毎日、リモートワークで仕事や作業をしているため、自分をコントロールして仕事に集中したいと常々思っていました。
しかし、1つのタスクにのめり込むような集中を維持できる時間は一瞬で、メリハリのある時間の使い方ができない日々が続いていたため、集中力をどうにかして獲得したいと常々考えていたのです。
そこで、試しに「瞑想」をしてみたところ、なんとも調子がいいなと。他の事に気が散る機会が減っていきました。
2つ目の母の病気に関しては、現在、母がパーキンソン病という難病を患っており、「瞑想」がパーキンソン病の進行を抑制する1つのきっかけになることがあると、ある記事で読んだことがきっかけです。
パーキンソン病は、神経伝達物質であるドーパミンの量が減ることで発症するといわれています。
国が指定する難病の1つですが、適切な薬の接種と適度な運動をおこなうことで、進行を遅らせることも可能です。
無感動・無関心といった症状になりがちの病気のため、そうならないよう、一緒に卓球を楽しんだり、孫たちと遊んだりしてもらうようにしています。
もし僕が「瞑想」を会得したら、一緒に行う項目に「瞑想」も追加しようという算段です(笑)
この2つが、毎日60分の「瞑想」をおこなうきっかけとなりました。
瞑想がもたらす効果とは
僕は、専門家ではないので「瞑想」についての効果を偉そうに語ることはできません。
が、一般的にいわれている「瞑想」の効果を挙げておきます。これ見たらやりたくなりますよ。
瞑想の効果
YMCメディカルトレーナーズスクール
- ストレスや不安の軽減
- 集中力や注意力の向上
- 感情のコントロール能力の向上
- 記憶力や学習能力の向上
- 痛みの緩和
- 免疫力の向上
脳科学の観点からみて、上記のような効果・メリットがあることがわかっています。
もう少し掘り下がると、「瞑想」は、脳の前頭葉にある前頭前野(ぜんとうぜんや)という部分を活性化し、セロトニンの分泌が活発になるそうです。ちなみに、セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、ストレスを軽減して免疫力を高めるといわれています。
また、「瞑想」を習慣にしている人の脳は、記憶力を司る海馬(かいば)が、大きくなる傾向にあることも研究で明らかになっているそうです。さらには、情報処理能力も高まるとのこと。
これだけ聞くと、現代の悩みの9割は「瞑想」で解決するんじゃないかと思ってしまうほど、大きなメリットをもたらしますよね。
何事もまずやってみたいというチャレンジャーなあなた。
物は試しで、ぜひ一度やってみてください。
瞑想で自分のOSをアップデートする
ここまで「瞑想」についてツラツラと書いてきたのは、ひとえに「瞑想」が生活にいい影響を及ぼしているのを実感しているからです。(思い込みの強さの可能性も否めませんが(笑))
効果を実感している例として、「仕事の精度が格段に上がったこと」、「読書スピードが上がったこと」、そして「モンキーマインド(注意が散漫して集中できない心の状態)が改善したこと」が挙げられます。
このモンキーマインドの改善はかなり嬉しい効果です。
1日60分の瞑想を続けるだけで、すでにこれだけの効果がある「瞑想」。
効果に期待することは、「瞑想」の軸となる『観察すること』『気づくこと』とズレてしまうため、期待しすぎには注意が必要です。
けれど、集中力を高めたい、ストレスや不安を軽減したい人はだまされたと思って試してみてほしいです。
まるで、自分のOS(システム全体を管理し、さまざまなアプリケーションソフトを動かすための最も基本的なソフトウェアのこと)がアップデートされていく感覚を「瞑想」で味わえます。
OSがアップデートされると、スマホやPCで「動作が改善される」、「便利な新機能が使用できる」、「セキュリティが向上される」といったメリットがあるように、自分のOSが書き換わることで、日々の生活の質は向上するでしょう。
僕自身、引き続き「瞑想」を毎日続け、自分のOSがアップデートされ続ける感覚を楽しんでいきます。
おわりに
今回は、「瞑想」についてのコラムを書いてきました。
本格的にはじめて1か月という短い期間で、「瞑想」がしっくりきすぎてしまったために、少し暑苦しい文章になってしまった気がします(笑)
が、それくらい「瞑想」の効果を実感した1か月でした。
引き続き、まずは1日60分の呼吸瞑想をおこなってみます。
「瞑想」は1日5分からでも十分に効果を得られるトレーニングだといわれています。
ぜひ、興味がある人は『物は試し』でやってみてくださいね。
ここまで読んでくれた方、ぜひ次会った際は、瞑想談義に花を咲かせましょう。
では、また。