明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
2023年1月の下旬よりこのchannel IVYを始め、約1年が経ちました。
いつも読みにきてくれて、本当に感謝です。
仕事でもプライベートでもコツコツ書き続けた2023年。気づけばchannel IVYでは計85記事をリリースしていました。
お疲れ様。自分(笑)
そんなこんなで、新年1発目の記事は、恒例の振り返りコラムから始めます。
2023年10月以降、急激にトラフィック(サイトへの流入数)が増え、2023年末の目標値である月間8,000PVを安定して超えるサイトとなりました。
かなりニッチな領域の個人ブログですが、継続は力なりですね。
2022年の年末は、メタバースやNFT、クリプト(暗号資産)や生成AIに関して、興味は持っていたものの専門的な知識は一切持ち合わせていない状況でした。
1年での状況や、経験、思考の変化には驚くばかりです。
そんな今回は、「1年前の自分は、 なんとバカだったのか」というタイトルで、過去の自分と比較して振り返ることについて書いていこうと思います。
例のごとく、カジュアルにサクサク書いていきますので、好きな音楽を聴きながら、お酒を片手にしながら、リモートワーク中のほんの一息をいれながら、気軽に読んでいただくことをおすすめします。
過去を思い出して恥ずかしくなること、あるよね
さっそくですが、想像してみてください。
1年前の自分。現在の自分。
比べてみて、どんな感情が湧いてきますか?
仕事・友人・住まい・家族・趣味・習慣。少なからず何かは、変わっていることと思います。
もしかしたら「1年前の自分はなぜあんな事をしていたのだろう…」と恥ずかしくなる人もいると思います。
1年前に限らず、学生時代の自分、10年前の自分の発言や行動を思い出し、顔から火が出る思いに駆られるなんて人もいるかもしれません。
なんせ、僕自身がそういう思いをずっと感じてきていた1人なので、じゅうぶん気持ちがわかります(笑)
2023年の年始は、前職のWebマーケティング支援会社からフリーランスになりたてで、希望と不安が入り交ざった(希望の方が圧倒的に大きかったですが)状態。
自分のポートフォリオ作りの一環として、オウンドメディアをつくりたいな。と想像していました。
メタバースやNFT、暗号資産に興味はあるけど語るほどでもない。そんな状態で偉そうに「ファッション」×「web3」のこのブログを立ち上げました。
今と比べて、知見も経験も極めて少ない。そんな状態。
今思い出すと、よくその状態で始めたな(笑)
ただ、過去の自分を思い出して恥ずかしくなるこの感覚を、僕は20代の時(現在40歳です)から、肯定的に受け入れていました。
「日々変わらない方が不自然だし、過去の自分を思い出して恥ずかしくならないって、要はずっと停滞してるってことじゃないか。」と。
40歳になった今の自分は、良くも悪くも自己受容(ありのままの自分を認めること)が根付いてしまい、過去の自分を思い出して恥ずかしくなる感覚がほとんどなくなってしまいました。
しかし、今でもその「恥ずかしくなる感覚」を作り出したいなと思っています。
1年前の自分は、 なんとバカだったのか
「過去の自分を振り返って、『1年前の自分は、 なんとバカだったのか』と思わなかったとしたら、それは、 それまでの1年間で何1つ学ばなかったということだ」
レイ・ダリオ
これは、アメリカの著名な投資家であるレイ・ダリオの言葉です。
僕自身、この言葉をアダム・グラント著『THINK AGAIN』を読んだ際、本の中の引用から知ったのですが、とても腑に落ちる一節でした。
自分自身で考えることは非常に大事ですが、さらに大事なこととして、頻繁に考え直すことの重要さが『THINK AGAIN』では書かれていました。
この再考力こそが、変化速度がはやい現代において、とても大事なスキルです。
つまり。
『1年前の自分は、 なんとバカだったのか』と思えることこそ、現在の自分を客観的に振り返る時に有効な指標となります。
過去の自分を思い出すと、恥ずかしすぎて身の縮む思いがする、そこのアナタ。
アナタは学び続けて、成長・進化しているのです。ぜひ背筋を伸ばして、胸をはって街を歩きましょう。
不易流行が大事なんだね
ここまで、現在の自分を客観的に振り返る時に有効な指標である、『1年前の自分は、 なんとバカだったのか』と感じることについて書いてきました。
人は、学び続けて成長・進化していくことで、視座が高くなり、より人生を広く深く味わえるようになります。
よって、『自分の人生をよりよいものにしていき、人生を深く味わう』という価値観を基本スタンスとした場合、変わり続けることがとても重要です。
ここで1つ疑問が出てきます。
何を変えて、何を変えないのか。そのポイントをおさえておかなければ、自分という人間の土台がグラグラと不安定な状態になってしまいます。
美しい花を咲かせるには良い土が必要であり、頑丈な家を建てるには良い土台が必要です。
良い土台の定義は、コロコロ変わるものではありません。
これと同じように、自分という人間においても、しっかりとした土台作りが重要です。
自分の信念(土台)は変えない。
一方で、日々学ぶことで自分の知識や経験、スキルや方法を変えていく。
つまり、変わることのないものと、変化し続けるものをあわせ持つことで、自分の人生をよりよいものにしていくということです。
これにまさにピッタリの言葉があります。
それが「不易流行(ふえきりゅうこう)」です。
「不易流行(ふえきりゅうこう)」とは、いつまでも変わらないものの中に新しい変化を取り入れること。
松尾芭蕉が示した俳諧の概念で、いつまでも変わらないことを指す「不易」と、時代に応じて変化することを示す「流行」という相反する概念がひとつになった言葉です。
「不易流行」をもう少し掘り下げて調べてみたところ、「常に新しさを極め続けることで、いつまでも変わらない本質的なものが見えてくる」という考え方が、本来の意味に近いようです。
つまり、常に新しく学び続けることで、本当に大事なものがわかってくるということですね。
変え続けていくことが、結果として変わらないものを作り上げる。
そして、変え続けているかどうかを計る指標として、「1年前の自分は、 なんとバカだったのか」と感じられるか。
ぜひ、1年前の自分を思い出して、恥ずかしい気分に浸ってみてはいかがでしょうか。
おわりに
今回は、「1年前の自分は、 なんとバカだったのか」という強めのタイトルで、振り返りコラムを書いてきました。
ツラツラと書いてきたはずなのに、いつの間にか少しかたい文章になってしまいました。もっとライトな、エッセイみたいな文章も書きたい…
僕自身、2024年の年末に今日のことを思い出して、「年始の俺、バカだったな(笑)」と思えるような1年にしたいと思います。
どうぞ、2024年もこのchannel IVYをご愛顧いただけますと幸いです。
では、また。