【徹底解剖】PUMA(プーマ)のNFTプロジェクトとは?【あの10KTFコラボも!】

スエード(SUEDE)やクライド(CLYDE)の名作モデルから、ファストロイド(FASTROID)などの最新テクノロジーを駆使したスニーカーまで、幅広いアイテムを展開している〈PUMA〉。

Rihanna(リアーナ)とのコラボレーションである〈Fenty PUMA〉の復活も噂されており、2023年も色々話題を提供してくれています。

そんな〈PUMA〉は、NFTやメタバースにも積極的な取り組みをしていることをご存じでしょうか。

今回は、そんな〈PUMA〉のNFTプロジェクトについて解説していきます。

〈PUMA〉のNFTプロジェクトは、2022年からスタートした「デジタル世界」と「現実世界」の両面の体験を提供しているプロジェクトです。
メタバース体験や、プロフィール画像(PFP)のNFT、フィジカルスニーカーの提供など、そのコンテンツは多岐にわたります。

2023年に入り、〈Nike〉や〈adidas〉などの世界的なスポーツブランドのweb3領域の取り組みは、加速していますが、〈PUMA〉も負けず劣らずのコンテンツを提供しています。

NFT初心者の人にもわかるよう、できる限り難しい言葉を使わずに解説していきますので、安心してついてきて下さいね。

PUMA(プーマ)のNFTプロジェクトとは

引用:PUMA

〈PUMA〉のNFTプロジェクトは、2022年の「Nitro Collection by PUMA」から始まった、デジタル世界と現実世界の両面で、さまざまな体験を提供するプロジェクトです。

現在までに、主に3つのNFTコレクションを展開して、ファンへのフィジタル体験(デジタル世界と現実世界が融合した体験のこと)を提供し続けています。

〈PUMA〉のNFTは、保有することで、メタバース空間への限定アクセス権や、実際のスニーカーを入手できる権利を得られるプレミアムチケットのような役割です。

NFTとは、「代替不可能なトークン」のことを指します。

偽造や改ざんが不可能な「ブロックチェーン技術」によって、唯一性をもたせたデジタルデータであることが最大の特徴です。

NFTには、「デジタルアート」「デジタルファッション」「ゲームアセット」「動画」「音楽」「メタバースの土地」など様々な種類があります。

その様々なデジタルデータの所有者を明確にできるのがNFTの魅力です。

詳しくは、【超初心者でも簡単にわかる】NFTとは?仕組みや始め方をファッションギークにむけてわかりやすく解説で画像付きで解説しています。ぜひそちらも読んでみてくださいね。

また、〈PUMA〉は、PFP(SNSで使用されるプロフィール画像)のNFTコレクションも発表しており、4,000個のPFP NFTが即完売するほどの人気ぶりです。

このように〈PUMA〉のNFTは、デジタルアートとしてのNFTではなく、デジタル世界と現実世界の両面でのユニークな体験を提供していることが、最大の特徴といえます。

PUMA(プーマ)のweb3プロジェクト

引用:Roblox

〈PUMA〉は、NFTプロジェクトと並行して、メタバース空間「Black Station」やRobloxのゲーム「Puma and the Land of Games」を提供し、〈PUMA〉のファンに対してweb3体験を提供しています。

web3とは、インターネットの新たな形を表す概念で、ブロックチェーン技術を基にした「分散型インターネット」のこと。
メタバースや暗号資産、NFTなどのさまざまな技術や概念を内包しています。

Black Station

メタバース空間「Black Station」では、〈PUMA〉のコレクションを体験できたり、NFTスニーカーの展示を行ったりしています。

現在も登録なしで、「Black Station」に入れるのでぜひ体験してみてくださいね。

PUMA(プーマ)の3つのNFTコレクション

〈PUMA〉は、現在までに主に3つのNFTコレクションをリリースしています。

  • PUMA Pass(Nitro Collection by PUMA)
  • Super PUMA
  • Grailed PUMA Slipstream

PUMA Pass(Nitro Collection by PUMA)

引用:OpenSea

「PUMA Pass(Nitro Collection by PUMA)」は、2022年9月にリリースされた〈PUMA〉初のNFTプロジェクトです。

「Nitropass」というNFTの保有者に、「Nitro Collection by PUMA」「Materializer by PUMA」の2つのNFTがミント(発行)されました。

2つのNFTは、「物理的なスニーカーの交換」と「選択した靴に関連したメタバース空間での体験」が特典として付与されました。

引用:OpenSea

「Materializer by PUMA」の保有者は、期間中(2023年4月18日に期間終了)に請求することで、フィジカルスニーカーを入手することができました。

入手可能な「FASTROID」 は、大胆なカラーリングにボリュームシルエットが特徴的なランニングシューズ。未来的なデザインが魅力的ですね。

「Nitro Collection by PUMA」は、2023年5月に「PUMA Pass」へ、プロジェクトの名称が変更になりました。

「PUMA Pass」保有者には、今後、以下の特典が付与される予定です。

  • 〈PUMA〉の web3 コミュニティへの参加権
  • メタバース空間「Black Station」と現実世界の両方でのプレミアム体験

〈PUMA〉ファンの人にとっては、保有することで、〈PUMA〉のフィジタル体験をできるオススメのNFTです。

Super PUMA

引用:OpenSea

「Super PUMA」は、PFP(プロフィール画像)形式のNFTコレクションで、2023年2月に計10,000点が発行されました。

「Super PUMA」は単なるPFP NFTコレクションではなく、コミックブック、トイ、ブランドグッズ、コラボレーションなど、様々なユーティリティ(特典などの付加価値)が付くNFTです。

一般販売分の4,000点は、即完売となっており、現在はOpenSeaなどの2次流通で購入できます。

【10,000個の内訳】
4,000個・・・PUMA Pass(Nitro Collection)所有者への無料エアドロップ分
4,000個・・・一般販売分
2,000個・・・10KTFとのプロジェクトのために用意された分

「Super PUMA」は、PUMAの他の進行中のNFTプロジェクト、「PUMA Pass」を補完し、PUMAが新しい革新的シューズデザインを発表する手段として継続される予定とのことです。

SNSのプロフィール画像としての用途だけでなく、今後の〈PUMA〉のweb3の取り組みに参加する目的で、このNFTを保有するのもありですね。

Grailed PUMA Slipstream

引用:PUMA

「Grailed PUMA Slipstream」は、2023年5月に、〈PUMA〉と〈10KTF〉がコラボレーションしたNFTプロジェクトです。

10KTFは、世界的に有名なアクセサリー職人“ワグミサン(Wagmi-san)”が、「10KTF」という名前のショップをニュー東京にオープンしたというストーリーで構成されたNFTプロジェクト。
人気NFTプロジェクト「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」を運営するユガラボ(Yuga Labs)に買収されたことでも話題となりました。

引用:OpenSea

「Grailed PUMA Slipstream」は、まず「Grailed PUMA Slipstream Mint Pass」というNFTとして発行されます。

引用:OpenSea

「Grailed PUMA Slipstream Mint Pass」は、10KTFがサポートする21個のNFTコレクション(「Bored Ape Yacht Club」「Cool Cats」「CryptoPunks」「Super PUMA」など)と組み合わせることで、「Grailed PUMA Slipstream NFT」を完成させることが可能です。

「Grailed PUMA Slipstream NFT」は、以下の2つの用途があります。
・NFTホルダー参加型のゲーム「Battle.town(バトルタウン)」の装備品として使用可能
・フィジカルスニーカーとの引き換えが可能

交換可能なフィジカルスニーカーには、フィジカルアイテムとデジタルアイテムを紐付けるためのNFCチップが搭載されています。

NFCチップは、スマートフォンをかざすことでNFTとの紐付けができる機能です。
〈Nike Air Force 1〉×〈RTFKT〉のスニーカーや、〈AMBUSH〉×〈Bright Moments〉のTシャツなどにも活用されています。

これにより、所有するスニーカーが本物であることを証明することができます。

以上の3つが、現在〈PUMA〉で進行中のNFTコレクションと、その特典です。

PUMA(プーマ)のNFT作品の購入方法

引用:OpenSea

〈PUMA〉のNFTを入手する方法は、今後リリースされるNFTコレクションの初回ミント時に購入するか、OpenSea等のセカンダリーマーケット(2次市場)に出品されたNFTを購入するかの2択となります。

ここでは、〈PUMA〉のNFTの購入に興味のある人向けに、OpenSeaでのNFTの購入の流れを簡単に説明しますね。

OpenSeaでNFTを購入するには、暗号資産の「イーサリアム(ETH)」と「デジタルウォレット(メタマスク)」が必要です。

NFTの購入手順は、大きく5つです。

  • 暗号資産(仮想通貨)取引所の口座開設をする
  • 暗号資産(仮想通貨)取引所でイーサリアム(ETH)を購入する
  • 購入したイーサリアム(ETH)をメタマスク(デジタルウォレット)に移す
  • メタマスクとOpenSeaを接続する
  • 購入したいNFTのページにアクセスして、購入する

下記の記事で、画像付きで口座解説の方法、イーサリアムの買い方、メタマスクへの送金方法を解説していますので、ぜひ参考にしてみて下さいね。

おわりに

今回は、「〈PUMA〉のNFTプロジェクト」について解説をしてまいりました。

〈PUMA〉ファンにとっては、実際のスニーカーをゲットしたり、様々な特典のある魅力的なNFTだということが伝わったのではないでしょうか。

〈PUMA〉は、NFTプロジェクトを含むweb3プロジェクトの情報を、Discordというチャットツールで発信しています。

Discordは、さまざまなNFTプロジェクトやweb3に取り組むブランドが利用しているツールです。ツールに慣れる意味もかねて、ぜひ〈PUMA〉のコミュニティメンバーになってみてください。(無料で利用できます)

今後も〈PUMA〉のNFTプロジェクトに動きがありましたら、記事を書いていきますね。