【2024年】メタバース×ファッションの現在地を考察【7ブランドの代表的な活用事例もご紹介】

2022年の流行語大賞にノミネートされた、「メタバース」。

コロナ禍にワードだけが独り歩きした「メタバース」ですが、2023年はそのトレンドを「生成AI」に譲り、話題にあがること自体が減った1年でした。

僕自身は、2022年頃からゲーム系メタバースやソーシャル系メタバースで遊び始め、2023年1月からは、このchannel IVYで「メタバース」や「NFT」について記事を書き始めました。

そんな僕が、1年以上「メタバース」×「ファッション」について、様々な角度から体験ベースで記事を書いた経験をふまえ、今回は「メタバース」×「ファッション」の現在地を考察していきます。

結論、「デジタルファッション」や「生成AI」×「ファッション」の盛り上がりを経て、「メタバース」×「ファッション」はゆるやかに普及していくと予想しています。
今後ますます「メタバース」の市場規模は増え続け、2030年頃には現代のスマホのように、当たり前に「メタバース」へアクセスしている未来が待っているかもしれません。

channel IVYを読んでくださっている読者は、「ファッション」×「最新テクノロジー(web3・生成AIなど)」に興味・関心がある層が中心ですが、最新テクノロジーにゴリゴリに触れている層ではありません。

なので今回も、専門用語や難しい話はあまりせずに「メタバース」×「ファッション」の現在地とこれからについて書いていきたいと思います。

この記事を読むことで、「メタバース」×「ファッション」の現在地を簡単に理解することができるでしょう。

では、いきましょう!

メタバース市場の現状

まず、メタバース市場の現状について簡単に解説します。

2023年は、テキスト生成AIのChatGPTや、画像生成AIのMidjourneyなどの「生成AI」が一大トレンドだったこともあり、「メタバース」トレンドは一旦落ち着いているように見えていたのではないでしょうか。

実際、メディアでの扱われる量に関しても、僕の感覚値では少なくなっている印象でした。

しかし実際のところ、「メタバース」の市場規模は、下の図①のように順調に増え続けています。

図①

上記のグラフ画像からもわかる通り、2022年度と2023年度(見込)の市場規模を比較すると、207%も増加していることがわかります。

今後も140%以上の伸び率で規模は拡大し続け、2030年頃には、現代のスマホのように、当たり前に「メタバース」へアクセスしている未来が待っているかもしれません。

メタバース普及の3つのカギ

そんな「メタバース」の普及におけるカギは、大きく3つです。

  • VR・ARデバイスのUXの向上
  • VR・ARデバイスの低価格化
  • 大衆に受け入れられるヒットコンテンツ

VR・ARデバイスのUXの向上

「メタバース」が一般層に普及する1つ目のカギは、VR・ARデバイスのUXの向上です。

VR・ARデバイスとは、簡単にいうとVRゴーグルのような機器をさします。

「メタバース」は、VRゴーグルなしで、PC画面越しでも十分に楽しめる仮想空間です。

実際、僕もFortniteやRobloxで遊ぶ時はVRゴーグルなしでプレイしています。

しかし、やはりVRゴーグルを着用し、360°から映像と音声を感じることで、仮想空間のできごとが、あたかも現実世界で起こっているかのような錯覚を味わうことが可能です。

2024年1月時点で、 Meta Quest 3Apple Vision ProPICO4などのVR・ARゴーグルや、〈Ray-Ban〉 ×MetaのMeta Wayfarerなどデザイン性や機能性に優れた機器がリリースされています。

しかし、VR酔いや長時間の着用による体や目への負担、ネットワーク遅延など、まだまだ課題が多いのが現状です。

老若男女、視力の良し悪しなどのさまざまな条件下において、誰でもストレスなく使えるデバイスが出てきた時は、一気に「メタバース」の普及が進むと考えられます。

VR・ARデバイスの低価格化

2つ目のカギは、VR・ARデバイスの低価格化です。

Meta Quest 3Apple Vision ProなどのVR・ARデバイスの価格は、7万円~が相場となっており、まだまだ一般の人には敷居の高い価格です。(Apple Vision Proは、日本円で約50万円!)

まだまだUXに問題があったり、利便性を感じられてなかったりする、7万円以上する機器に、悩まずに即決ポン!で支払う人はほぼいないですよね。

VR・ARデバイスが、誰でも気軽に変える価格帯で提供されるようになることは、「メタバース」が普及するための大事なポイントです。

大衆に受け入れられるヒットコンテンツ

3つ目は、大衆に受け入れられるヒットコンテンツが生まれることです。

現状でも、FortniteやRobloxなどゲーム系メタバースで世界的に人気のあるヒットコンテンツはありますが、一般層には普及していません。

僕の周りでは、一部のギーク(ゲーム好き)を除くと、スマホゲームはやっているけどFortniteやRobloxはやったことがない人がほとんどです。

友人の子供からは、「Robloxにハマってるんだー」とか聞きますが、一般層にはまだ拡がっていません。

エンタメやコミュニケーション要素の強いヒットコンテンツ(どうぶつの森のような)が生まれることで、「メタバース」の普及は一気に加速するでしょう。

各ブランドのメタバース×ファッションの活用事例

ここからは、「メタバース」×「ファッション」の活用事例をまとめていきましょう。

これまでに国内~海外、スポーツブランドからラグジュアリーブランドまで、多くのファッションブランドが「メタバース」での取り組みを行っています。

その中で代表的な7ブランドの取り組みを簡単に挙げていきますね。

Nike

〈Nike〉は、2019年という早いタイミングから、メタバースへ参入し始め、それ以降もゲームやNFTweb3プラットフォームのリリースなど精力的にデジタルへの取り組みを行っています。

そんな〈Nike〉がおこなっている「メタバース」での取り組みは大きく3つ。

〈Jordan Brand〉×Fortnite

引用:Fortnite

〈Jordan Brand〉は、2019年5月と2021年12月の計2回、Fortniteとのコラボレーションを行っています。

コラボ内容は、〈Jordan Brand〉のスニーカーやウェアをまとったデジタルスキンの販売、クリエイティブモードに出現した、数種類のトリックショットにチャレンジするゲームなど、デジタルスキンやゲームのコラボレーションでした。

他のブランドにさきがけてFortniteとコラボしたのは、何を隠そう、この〈Jordan Brand〉です。

詳しくは、Fortnite(フォートナイト)とコラボしているファッションブランド5選+α【BalenciagaやMONCLERも】で動画付きで解説しています。

ぜひチェックしてみてください。

〈Nike〉×Fortnite

引用:Fortnite

〈Nike〉は、2023年6月にFortnite上で「Airphoria」というスニーカーハントのゲームをリリースしました。

プレイヤーは、失われた「Air Max Grail」を取り戻し、ゲーム内報酬「Air Max 1 ’86 Back Bling」のアイテムを獲得するため、5つのスニーカーハントに挑むといった内容でした。

デジタルスキンの販売や、プレイ時間に応じたスキンのギフト、期間限定ゲームのリリースなど盛りだくさんの内容。

僕も、上記画像の右側(赤いバケットハットを着用したアバター)のデジタルスキンに課金してしまいました(笑)

〈Nike〉×Roblox

引用:Roblox

〈Nike〉は、2021年11月にRobloxに「NIKELAND」をリリースしました。

「NIKELAND」とは、〈Nike〉がRoblox内に作った常設のバーチャルワールドです。

「NIKELAND」の建物やフィールドは、実際のナイキ本社から着想を得て作られています。多くのアリーナでは、無料で友達とミニゲームを楽しんだり、ナイキのデジタルギアの着用が可能です。

ホバーボードでワールドを高速で移動したり、パルクール風に飛んだり跳ねたりで縦横無尽に動き回るのがなんとも愉快なゲームです。

adidas

〈adidas〉は、メタバースで着用できるデジタルファッションNFTで、積極的に取り組みをおこなっています。

NFTの文脈では、限定商品の購入権や、2次市場でのトレードも可能なNFT「Golden Ticket」をリリースしたり、〈A BATHING APE〉とのNFT付きコラボスニーカーをリリースしたりと、現実世界と仮想世界の両面でファンを獲得しています。

そんな〈adidas〉のメタバースでの取り組みは、大きく2つ。

〈adidas〉×Decentraland

引用:Decentraland

<adidas>は、2023年3月にDecentralandで行われたメタバースファッションウィークで、ランウェイショー開催と、デジタルスキンの販売をおこなっています。

メタバースならではの、重力を感じない、現実世界では実現できない演出とデザインが魅力的なショーとなりました。

ランウェイでモデルが着用しているデジタルスキンは、Decentraland内で販売もしているので、自身のアバターに着用させることが可能です。

〈adidas〉Into The Metaverse

引用:adidas

Into The Metaverseは、〈adidas〉が2021年12月に開始したNFTプロジェクト。

Into The MetaverseのNFTを保有することで、デジタルアイテムとフィジカルアイテム(現物)の両方を得られるのが最大の特徴です。

このデジタルアイテムは、複数のメタバース(Roblox、The Sandbox、Decentraland、ZEPETO等)で着用できます。

〈adidas〉は、引き続きメタバースやNFTを通して、デジタル施策を推進する動きがたくさんあるので、今後にも期待していきましょう。

Gucci

〈Gucci〉は、ラグジュアリーブランドの中で、web3への取り組みを最も積極的におこなっているブランドです。

様々な「メタバース」での取り組みもさることながら、NFTや生成AIアート、スマホから遊べるレトロゲームなどデジタル施策は多岐に渡ります。

そんな〈Gucci〉の「メタバース」での取り組みは大きく2つです。

〈Gucci〉×Roblox

引用:Roblox

〈Gucci〉は、Roblox内に、2024年春夏コレクション『GUCCI ANCORA』のショーの世界観を再現した『GUCCI ANCORA』を展開しています。

仮想空間内は、ANCORA レッドと呼ばれる深いバーガンディ色を基調に街並みがデザインされており、ショー映像の放映や、ゲームコンテンツ、アイテムの購入などができます。

引用:Roblox

元々は、Roblox内に「Gucci Town」という、〈Gucci〉の歴史やコレクションを紹介する展示を鑑賞し、〈Gucci〉のデジタルアイテムを着用できるワールドがありました。

今後もRoblox内で、シーズンに合わせたワールドが展開されることが予想されています。楽しみですね!

〈Gucci〉×ZEPETO

引用:ZEPETO

〈Gucci〉は、『GUCCI ANCORA』をZEPETO(ゼペット)というメタバース空間でも展開しています。

ZEPETOは、2018年に韓国の企業がリリースしたソーシャル系メタバースです。

Roblox、ZEPETOともに、世界各国のユーザーとテキストチャットでコミュニケーションを楽しみながら回遊できるのが大きな魅力です。

Polo Ralph Lauren

〈Polo Ralph Lauren〉は、Fortniteと過去2回にわたってコラボレーションを行っています。

〈RALPH LAUREN〉名義では、NFTをリリースしていたり、海外の一部店舗(マイアミ)でビットコイン、イーサリアム、ポリゴンなどの暗号資産での商品購入が可能だったりと、web3への取り組みを積極的におこなっているブランドです。

〈Polo Ralph Lauren〉×Fortnite

引用:Fortnite

〈Polo Ralph Lauren〉×Fortniteは、2022年11月と2023年8月に計2回おこなわれたコラボレーションです。

このコラボレーションでは、期間限定でリリースされた〈Polo Ralph Lauren〉の仮想空間で、レースに興じたり、限定でデジタルスキンが発売されたりと、Fortniteファンにとっても嬉しいコラボレーションとなりました。

〈Polo Ralph Lauren〉×Fortniteは、フォートナイト下手くそおじさんこと小藪千豊や、ユーチューバーのHIKAKINなど、そうそうたるメンツが配信で参加。

引用:BEAMS

また、このコラボレーションにあわせて、〈Polo Ralph Lauren〉×Fortniteのフィジカルアイテムがリリースされ、大きな話題となりました。

AMBUSH®

〈AMBUSH®〉は、独自のメタバース空間のプロデュースや、NFTアイテムのリリース、フィジカルアイテムにNFCチップを埋め込んだアイテムの発売など、精力的にweb3領域でチャレンジをしています。

バーバルは、自身が所属するTERIYAKI BOYZでも、SXSWのメタバースミュージックコンサートに参加しており、常に新しいテクノロジーを駆使して話題を提供してくれる稀有な存在。

ファッション業界の未来をのぞき見したいなら、バーバルの動向はチェック必須です。

〈AMBUSH®〉SILVER FCTRY

引用:AMBUSH® SILVER FCTRY

〈AMBUSH®〉がリリースしている「SILVER FCTRY」は、宇宙船をテーマに独自開発で生まれたメタバースです。

「SILVER FCTRY」は4つの部屋で構成されており、最新映像の視聴にとどまらず、過去アーカイブ映像や写真の視聴も可能となっています。また、この空間では、〈AMBUSH®〉のNFTアイテムをアバターに着用させることができます。

アカウントを作成せずに、無料でメタバース空間を体験できるので、ぜひのぞいて、回遊してみてくださいね。

NEIGHBORHOOD

〈NEIGHBORHOOD〉は、メタバースやNFTなどとは縁遠いブランドのイメージがありますが、実は、スマホから遊べるメタバース「FWEN METAVERSE」でコラボレーションをしています。

〈NEIGHBORHOOD〉×FWEN METAVERSE

引用:hanaiyusuke

〈NEIGHBORHOOD〉は、2023年9月に日本人アーティストの花井祐介が手掛ける「FWEN METAVERSE」とコラボレーションをしました。

このコラボレーションでは、「FWEN METAVERSE」内の『THE ROAD AND THE SKY BAR & GRILL』という仮想空間に、〈NEIGHBORHOOD〉の観葉植物屋をオープン。

ゲーム内ではビーチを電動バイクで回遊したり、ビーチクリーンゲームに参加したりと、スマホから簡単に〈NEIGHBORHOOD〉の世界観を楽しむことができます。

このコラボレーションを記念して、DDTStoreにてTシャツとチャンバー(お香立て)を発売しました。(両アイテムともに即完売でした)

BEAMS

〈BEAMS〉は、メタバースやNFTなどのweb3領域の取り組みをいち早く行っていた日本を代表するファッション企業です。

トラディショナルなカルチャーから、最新カルチャーまで、〈BEAMS〉のフィルターを通して発信しているのが最大の特徴です。

〈BEAMS〉×VRChat

引用:BEAMS

そんな〈BEAMS〉は、ソーシャル系メタバースの「VRChat」で、過去6回(企業最多)のバーチャル店舗を出店しています。

〈BEAMS〉メタバース店は、ソーシャル系メタバースVRChatで開催されている「バーチャルマーケット」に〈BEAMS〉が出店しているバーチャルショップです。

〈BEAMS〉のショップスタッフによるバーチャル接客が受けられるほか、〈BEAMS〉のデジタルファッションアイテムが試着できたり、誰もがファッションモデルのようにウォーキングできるランウェイが用意されていたりと、メタバース空間を手軽に体感できる空間でした。

今回ご紹介した7ブランド以外にも、〈Louis Vuitton〉、〈ANREALAGE〉、〈PUMA〉、〈VANS〉などがメタバース事業に取り組んでいます。

各ブランドの取り組みが気になる人は、ぜひ上記のリンクより記事を読んでみてくださいね。

2024年に盛り上がるメタバースは?

最後に、2024年に盛り上がるであろう、ファッションと親和性の高い「メタバース」について考察していきます。

そもそも「メタバース」は、大きくわけてゲーム系ソーシャル系クリプト系の3種類があります。

ゲーム系は、Fortnite、Robloxなど。

ソーシャル系は、cluster、VRChatなど。

クリプト系は、Decentraland、The Sandbox、XANAなど。

上記が、それぞれの代表的なメタバースです。

どのメタバースでも、ファッションブランドとのコラボレーションをおこなっているのですが、2024年は特にゲーム系とソーシャル系メタバースが盛り上がっていくだろうと推察しています。

その中で、2024年にさらに盛り上がりが予想されるメタバースはこの3つ。

  • Fortnite(フォートナイト)
  • Roblox(ロブロックス)
  • CALIVERSE(カリバース)

1つずつ、その理由を含めて解説していきます。

Fortnite(フォートナイト)

引用:Fortnite

Fortnite(フォートナイト)は、アメリカのEpic Gamesが2017年にリリースしたオンラインゲームです。

バトルロイヤルや、様々な島でのパーティーロイヤル、有名アーティストのライブを多くのユーザーと一緒に体感できるのが特徴。

Fortniteは、世界中に5億人以上のユーザーがおり、月間アクティブユーザー数は、7,000万人をこえます。
(※2023年3月「State of Unreal | GDC 2023」でのEpic Gamesの発表による)

そんな世界中のファンを獲得しているFortniteですが、2023年3月には、Fortniteの島を自由につくれる『Unreal Editor For Fortnite(以下、UEFN)』をリリースしました。

UEFNのリリースは、「Fortniteのオープン化」といわれています。
誰でも完全無料で、メタバースをつくれる夢のようなゲーム制作ツールです。

このオープン化により、メタバースへの参入障壁は大幅に下がりました。

LVMHやMetaSamuraiで有名な1BLOCKMetaTokyoなどの企業やプロジェクトが続々とFortniteへの参入を発表しています。

2024年以降も、多くのブランドがFortnite上でオリジナルの島を展開していくでしょう。楽しみ!

Roblox(ロブロックス)

引用:Roblox

Roblox(ロブロックス)は、世界で大流行中のゲーミングプラットフォーム(ゲーム系メタバース)です。

1日のアクティブユーザー数は、世界で6,600万人以上(2023年3月時点)。若い世代を中心に世界中でプレイされています。

ユーザーは、Roblox内の多種多様なゲームをオンライン上でプレイできます。また、オリジナルゲームを開発し、世界中のユーザーにプレイしてもらうことも可能です。

引用:Meta Quest

そんなRobloxは、2023年9月にVRヘッドセット「Meta Questシリーズ」に対応しました。

これにより、ユーザーはより没入感に浸りながら、ゲームを楽しむことができるようになりました。

世界的に大人気ゲームのRobloxをMeta Questで楽しめるとなると、VRヘッドセットの普及は早まりそうですね!

Robloxは、〈Nike〉、〈adidas〉、〈PUMA〉、〈VANS〉、〈Gucci〉、〈Burberry〉、〈Clarks〉、〈Tommy Hilfiger〉など多くのファッションブランドをはじめ、BLACKPINKやTWICEのようなK-POPグループも参入しています。

「ユーザー数の増加」、「VRヘッドセットの導入」「多くのファッションブランドやアイドルグループの参入」の3つの観点からも、2024年以降も引き続き目を離せないメタバースですね。

CALIVERSE(カリバース)

引用:CALIVERSE

最後にお伝えする、2024年注目のメタバースは、CALIVERSE(カリバース)です。

まずはこの映像を見てみてください。

アバターや街、アイテムの描写がとてもリアルですよね!

CALIVERSEは、韓国のロッテ情報通信と、子会社のCALIVERSEが展開する仮想空間です。

ショッピング・エンターテインメント・コミュニティ形成などを楽しむことができるソーシャル系メタバース、CALIVERSE。

2024年前半にサービスのローンチ予定とのことで、まだ僕自身は体験できていません。

が、直観的に、今までのソーシャル系メタバースを超える体験を提供してくれそうな、そんな空気がプンプン漂っています。

アメリカ・ラスベガスで開催された世界最大のテクノロジー見本市『CES 2024』でも話題をさらったCALIVERSE。

現時点で、ベルギーで開催される世界最大規模のEDMフェス「Tomorrowland」との提携や、ドイツ発のラグジュアリーブランド〈MCM〉の出店などが決まっています。

CALIVERSEが一般ユーザーでも体験できるようになり次第、このchannel IVYでレビューしていくのでお楽しみにしていてくださいね。

おわりに

今回は、2024年1月現在の、「メタバース」×「ファッション」の現在地を考察してきました。

これまでのファッションブランドの「メタバース」での活用事例と、今後盛り上がるであろうプラットフォームをおわかり頂けたと思います。

2024年以降も、<Louis Vuitton>の親会社であるLVMHとEpic Gamesのパートナーシップ、〈Reebok〉とFutureverseのコラボレーションなど新たな動きがありそうな「メタバース」。

このchannel IVYでは引き続き「メタバース」×「ファッション」情報を体験ベースでお届けしていきますので、お楽しみにしていてくださいね。

現在、1日の多くの時間をスマホを通してアクセスしているwebのように、当たり前に「メタバース」に接続されている未来がくるのはそう遠くないでしょう。

そんな「メタバース」を他より先にいち早く体験してみてはいかがでしょうか。

では、また。